審査員メンター

【石巻会場】

遠藤 謙

2012年マサチューセッツ工科大学メディアラボバイオメカニクスグループにて博士取得。現在、ソニーコンピュータサイエンス研究所アソシエイトリサーチャー。ロボット技術を用いた身体能力の拡張に関する研究に携わる。また、途上国向けの義肢装具の開発、普及を目的としたD-Legの代表、途上国向けものづくりビジネスのワークショップやコンテストを主催するSee-Dの代表も務める。

及川 卓也

早稲田大学理工学部卒業。外資系コンピューター会社でオフィスシステム開発などを担当後、マイクロソフトにおいてWindows製品の開発を手がける。2006年グーグル入社。現在、Chromeの開発を担当。社内外の技術者とともにWeb技術を推進する。2011年の東日本大震災の際、有志とともにITで復興支援を支えるコミュニティである「Hack For Japan」を立ち上げた。

坂田 一倫

国内のネット通販最大手企業にて数十もの大規模サービスのリニューアル及び新規事業の立ち上げ支援などを得て、2013年より現職。インターネットメディア企業でユーザーエクスペリエンス設計業務を担当する人が集うコミュニティ「ShibuyaUX」「UX Tokyo」主宰。リーンスタートアップを実践的に学べる短期集中学習型ワークショップ「Lean Startup Machine Tokyo」スピーカー兼メンター。監訳書として『Lean UXーリーン思考によるユーザエクスペリエンス・デザイン(オライリー・ジャパン)』などがある。NPO法人人間中心設計推進機構(HCD-Net)認定 人間中心設計専門家。

シキタ 純

早稲田大学理工学部卒。丸紅(株)勤務後。1999年、「持続可能な社会と平和」をテーマに、NPO法人BeGood Cafeを設立。「地域コミュニティの活性化」「オーガニックな農と食の普及」「子どもに向けた環境教育」などのソーシャル事業を展開。CSR提携先企業=イオン(株)、三井不動産(株)、(株)クボタ、東芝国際交流財団、日本経済新聞社、ほか。

柴山 明寛

地震工学、災害情報学を専門とし、現在、東日本大震災アーカイブプロジェクト「みちのく震録伝」のプロジェクトマネージャーとして、数多くの震災記録から被災地の復興支援、今後の防災・減災対策に繋げていく試みを行っている。震災関連アプリでMCPC Award 2012 モバイルパブリック賞を受賞。また、みちのく震録伝の試みでIBM Faculty Award 2013を受賞。

西口 和雄

1966年大阪府生まれ。ディベロッパー/ゼネコン勤務等を経て、プロパティーマネジメント業にて独立。同時に林業を志して独立。2007年より関西を中心とした「楽しい事は正しい事!~ありがとうを育む縁脈ビジネスを創造する~」をコンセプトに独立した個が連携して新しい価値を創造する協創LLPを組織。協創LLPの中の1つのプロジェクト「NPO法人 英田上山棚田団」の活動において、岡山県美作市上山地区の耕作放棄地となった棚田の再生を始める。現在一般社団法人上山集楽代表理事として棚田・森林再生をベースにエネルギーに依存しないオフグリッド集楽を創造し上山集楽独立国を建国するべく活動を展開中。

Pieter B. Franken

ITマネージメントとソフトウェアエンジニアリングに特化した20年を超えるキャリアをもつ。現在はマネックス・セキュリティーズのCTO兼IT責任者。日本国内の環境や放射線レベルを量るボランティアグループSafecast Japanを立ち上げ、ディレクターを務める。震災後、提供されている定量的・定性的なデータのみでは満足せず、独立したグループとして放射線を専門に計測をし、データへのアクセスを一般に公開。iPhoneとドックし、放射能を測定することのできるiGeigieを発明し Ars Electronica Grand Prixを受賞。慶応義塾大学では准上級研究員としてセンサーネットワークを専門に研究し、「ScanningTheEarth」プロジェクトの一員として関わっている。

【東京会場】

青木 竜太

20歳の時に友人らとIT ベンチャーを起業し、その後プログラマーとしての道を歩む。しかし2009年に自身の病気と親友の死をきっかけに新しい人生を歩むことを決心する。その後TEDxTokyoへ参画をしたことをきっかけに、現在までに国内外の多くのTEDx カンファレンスに参画または関与するようになる。2011年には、未来をつくる子どもと子どもの環境をつくる大人に向けて、日本で初めてTEDxKidsを立ち上げ、同年9月には、企業のイノベーションを支援するデザインファームVOLOCITEE Inc. を起ち上げる。現在は、新しい事に挑戦する個人と新たな価値創造を行うコミュニティをマッチングさせるWEBプラットフォームの開発と全国の小学校にTEDxを開催するプログラム「TEDx Club」を推進している。

石川 淳哉

公益社団法人助けあいジャパン 創始者副会長 情報レンジャー隊長。復興庁と連携し311復興情報配信プロジェクトを300人のプロボノと配信継続中。また、岩手・宮城・福島にて30名の現地雇用を実現、情報配信スタッフを育成。現地が復興していく様子、経験しているからこその防災術、次にどこかで必ず起こる災害時の情報配信の準備をしている。47都道府県の学生2000名を被災地研修&ボランティアに派遣、地域の防災リーダーとして育成する。2014.311内閣府防災と防災推進協議会と連携し、防災のeラーニングを全国展開する予定。http://dream-d.net/ishijun/

今村 能之

国土交通省/官房付

1962年 大阪市生まれ東京大学工学部卒業、修士、博士(工学)。ケンブリッジ大学大学院地理学部環境・開発コース修士。英国王立水環境マネジメント学会優秀賞受賞。自然災害科学学会優秀賞受賞。ユネスコ本部(パリ):国連世界水アセスメント計画(WWAP)事務局創設メンバー(防災リスク管理などを担当)。水災害リスクマネジメント国際センター(UNESCO-ICHARM)の設立を主導。世界銀行本部(ワシントンDC):フィリピン、ベトナム、インドネシア、モンゴルなどの水・防災プロジェクトを推進。国土交通省:荒川上流河川事務所長、環境研究部河川環境研究長など。内閣府総合科学技術会議 企画官(調査分析担当)

奥田 浩美

1991年、ITに特化した通訳・コンベンション事業を設立しITイベントの日本への上陸をサポート。2001年に株式会社ウィズグループを設立し、IT系大規模コンファレンスの事務局統括・コンテスト企画などを行う。2012年、地域 x ITをテーマにしたメディア、fin.der.jp を立ち上げる。fin.der.jp では地域のIT活用事例を紹介するとともに、それぞれの地域でのIT活用促進プログラム・創業支援などを行っている。また2013年に徳島の人口7000人の町に「株式会社たからのやま」を設立し、地域xITの新たなプロジェクトを仕掛けている。

恩賀 万理恵

東日本大震災被災地復興支援プロジェクト「イノベーション東北」に従事。全国と東北を結び、インターネットの活用を通した地域活性化や青少年のデジタル・リテラシー向上啓発にも取り組む。現職以前は開発援助に従事したことも。

賀沢 秀人

グーグル株式会社にて検索および機械翻訳技術の研究開発に取り組む。2011年の東日本大震災発生直後から Google Crisis Response チームの一員として、災害対策情報サービスの開発・啓蒙活動にも従事。博士(工学)。

熊丸 由布治

在日米陸軍/統合消防長特別顧問、一般社団法人災害対応訓練研究所/代表理事

東京都町田市生まれ。1980年、在日米陸軍消防署入隊。 2006年、日本人初の在日米陸軍消防本部統合消防次長に就任。米陸軍本部より優秀功労民間人賞、全米陸軍大規模消防署部門年間最優秀消防署賞など受賞多数。2012年一般社団法人災害対応訓練研究所の代表理事に就任した。日本の危機管理の向上のため、防災に関するフォーラムや勉強会にて講師・アドバイザーを数多くつとめている。

神武 直彦

大学院修了後、宇宙開発事業団入社。欧州宇宙機関(ESA)研究員を経て、宇宙航空研究開発機構主任開発員。 国際宇宙ステーションや人工衛星の開発および宇宙機搭載ソフトウェアに関するアメリカ航空宇宙局(NASA)、ESA との連携の統括に従事。2009年より慶應義塾大学准教授。Sentinel AsiaProjectメンバー、IMES(屋内GPS)コンソーシ アム代表幹事、アジア工科大学院客員准教授、博士(政策・メディア)。システムズエンジニアリング教育研究や、宇宙インフラ活用人材育成のための大学連携国際教育プログラム(G-SPASE)、アフリカ・アジア地域自然災害防災総合システム(RIMES)などと連携した防災ソリューションプログラムなどを推進。

近藤 勝則

総務省情報通信国際戦略局国際協力課長/慶應義塾大学非常勤講師

慶應義塾大学経済学部卒業、LSE(経済学修士)、ハーバード大学国際問題研究所 客員研究員(2004-2005)。1990年郵政省入省。貯金局、通信政策局などを経て1996年~1999年まで在ヨルダン日本大使館一等書記官。帰国後、情報通信政策研究所(2005~2006年)、国際政策課企画官、国際経済課長などを歴任。2013年7月より現職。国際電気通信連合(ITU)やAPEC等のマルチ、日米や日欧などのバイを含む情報通信分野の国際交渉・協力を幅広く経験。その他、NPO活動を実施(http://icbjapan.org/)。

齋藤 恵子

イギリス、ケンブリッジ大学にて地理情報システムおよびリモートセンシング修士号を取得後、1999年よりケンブリッジ大学建築学部Center for the Built Environmentにて、またCambridge Architectural Research Ltd.にてDirectorとしてリモートセンシングはじめとした空間情報の事前防災および災害後の被害調査及び復興計画策定への応用に従事。災害後のリモートセンシングを利用した被害調査手法をテーマにケンブリッジ大学より博士号取得。2010年のハイチ地震をきっかけに世界銀行GFDRRにて、途上国開発における防災の主流化また空間情報の効率的な活用を目指している。

瀧田 佐登子

1996年 米国 Netscape 入社。製品の国際化・日本語化に携わる。2001年、日本法人の撤退後も、米国本社所属のプロダクトマネージャとして国内の金融関連サポートおよびプロモーション業務を担当。2004 年、Firefox をはじめとするMozilla 製品のマーケティングやオープンソースの普及啓蒙を目的とした非営利法人 Mozilla Japan を設立。2012 年「"オープン" を軸としたモノづくりを学び、実践する場」として、「Mozilla Factory」構想を発表。大学などとも連携し ウェブ x ファブ の可能性を探るプロジェクトを展開している。

田中 浩也

京都大学総合人間学部卒業、東京大学大学院工学系研究科博士後期課程修了。博士(工学)。東京大学生産技術研究所助手などをへて、2005年慶應義塾大学環境情報学部専任講師、08年同准教授。2010年米マサチューセッツ工科大学(MIT)建築学科客員研究員。経済産業省未踏ソフトウェア開発支援事業・天才プログラマースーパークリエイター賞(2003)、グッドデザイン賞新領域部門など受賞多数。新しいものづくりの世界的ネットワークであるファブラボの日本における発起人であり、2011年には鎌倉市に拠点「ファブラボ鎌倉」を開設した。

林 千晶

1971年生、アラブ首長国育ち。2000年にロフトワークを起業。20,000人が登録するクリエイターネットワークを核に、クリエイティブサービスを提供。現在、学びのコミュニティ「OpenCU」、デジタルものづくりカフェ「FabCafe」も展開。また、いち早くプロジェクトマネジメント(PMBOK)の知識体系を日本のクリエイティブ業界に導入し、「Webプロジェクトマネジメント標準」を執筆。米国PMI認定PMP。米国NPOクリエイティブ・コモンズ文化担当、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボ 所長補佐も務める。

藤沢 烈

1975年京都府生まれ。一橋大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て独立。NPO・社会事業等に特化したコンサルティング会社を経営。東日本大震災後、RCF復興支援チームを設立し、情報分析や事業創造に取り組む。文部科学省教育復興支援員も兼務。共著に「ニッポンのジレンマ ぼくらの日本改造論」(朝日新聞出版)、『「統治」を創造する 新しい公共/オープンガバメント/リーク社会』(春秋社)。Twiiter:https://twitter.com/retz ブログ:http://retz.seesaa.net/

渡辺 登

電機メーカー開発子会社にて通信システムや通信デバイスの開発、開発プロセス改善や商品企画に従事。技術者育成に関するコミュニティに参加後、経済産業省の組込みソフトウェア開発力強化推進委員会に招聘。2004年から独立行政法人情報処理推進機構ソフトウェア・エンジニアリング・センターにて研究員として活動。大学非常勤講師、ロボットコンテストの企画・運営にも関与し、2010年から現職。

【名古屋会場】

畑山 満則

東京工業大学大学院総合理工学研究科 博士後期課程修了。阪神・淡路大震災時に,京大防災研が行っていた神戸市長田区役所の支援活動に参加し、災害廃棄物処理の受付・工程管理ソフトをGISベースで開発。以来、ICTを用いた防災や災害対応に関する研究を展開中。東日本大震災では、支援活動として栃木県那須烏山市のり災証明発行システムを開発。また、研究の一環として南三陸町の養殖漁業の復興支援システムを開発中。

桂川 将典

立命館大学経済学部卒業後、京都のIT企業に就職。情報セキュリティなどを担当後、半導体大手で基幹系運用SEを勤め2006年に退職。地元・北名古屋市議に27歳で初当選し現在8年目。学校ICTの入札設計書の要件定義のうち8割がベンダーロック仕様と指摘し、予算6億4000万から約2億6700万の削減結果を獲得。大学で情報処理技術者試験対策講師、中小企業向けIT顧問グッドアイディア代表。 中小企業にコラボ+デザインを提案する「みらいコラボ」事業を準備中。

斉藤 賢爾

P2P技術の社会応用などインターネットと社会の諸問題に関する研究に従事。防災情報社会デザインコンソーシアム、地球環境スキャニングプロジェクト、グリーン社会ICTライフインフラ研究センターに参加。東日本大震災と東電福島第一原発事故により被災した地域のこどもたちに遊びと学びの体験を提供する一般社団法人アカデミーキャンプ代表理事。

玉置 真悟

和歌山県和歌山市生まれ。名古屋大学法学部在学中の平成22年に創設された市地域委員会の副委員長に就任。翌年実施された名古屋市会議員選挙において初当選。都市活力向上特別委員長、名古屋港管理組合議会(名古屋市会選出)議員、市都市計画審議会委員などを歴任。また市災害ボランティアコーディネーターや消防団員など、防災・減災に関する市民活動に積極的に関わっている。

村上 タカシ

熊本生まれ。1986年より畳やお米を使ったインスタレーション作品など美術家として東京で活動を開始。国内外の展覧会やアートプロジェクトに参加。最近は「プロジェクトワーク」を含め芸術普及や文化・教育政策をテーマに文化施設等でレクチャーやワークショップ、アクションなども行う。2009年各種メディアを融合させ、アートと地域を結び創造的芸術活動を行う団体「MMIX Lab」を仙台で発足。震災以降、津波でねじ曲がった公共物等を残し震災を後世に伝える「3.11 メモリアルプロジェクト」や「桜3.11_学校プロジェクト」(しめすプロジェクト)などを展開中。